映画・テレビ

ホースメン

 猟奇的連続殺人事件に巻き込まれた刑事の姿を描いたサイコ・サスペンス・スリラー作品。
 妻を失い二人の息子との距離感を悩む刑事。その刑事に襲いかかる猟奇的連続殺人。現場に残された赤文字のメッセージの意味。共通点の無い被害者をむすびつける関係。意外な犯人の正体...
 ヨハネの黙示録をなぞったような連続殺人。まるで「セブン」のような物語であるが、おどろおどろしさや異常さは少なく、あっさりしていると感じるほど。謎解きもあっさり。
 意外な役どころと演技のチャン・ツィイーにとって、この作品での経験が、今後の彼女の女優人生にプラスとなれば良いと思う。
ホースメン
映画日記

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ドゥームズデイ

 治療薬のないウイルスが蔓延した世界を描くアクション・サスペンス作品。
 2035年のロンドン。25年前に隔離したはずのウイルスが再発生し、都市は壊滅状態になろうとしている。治療薬を求めて、隔離地域に部隊を送り込む政府。そこで出会ったのは...
 予備知識なしの鑑賞だったので、ウイルスに冒された世界をシリアスに描いた作品であると思い込んでいたので、途中からビックリ。無茶苦茶、荒唐無稽、支離滅裂。ただただ唖然。
 ブラッディで独特な世界観を理解すれば、これはこれで楽しめる。小難しいことを考えずに楽しむのが吉。
ドゥームズデイ
映画日記

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サブウェイ123 激突

 「サブウェイ・パニック」をリメイクした演技派ふたりによるサスペンス作品。
 ニューヨークの地下鉄で、ひとつの車両が緊急停止した。乗客と運転手を人質に立てこもる犯人たち。交渉役になってしまった地下鉄職員と犯人とのやりとり。身代金の要求。人質の危機。秘密の暴露。
 デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタの演技力に支えられた作品で、もう少し伏線を埋め込んでいても良かったのではないか?例えば、交渉役の地下鉄職員とその妻の出勤前の何気ないやりとりを冒頭に持ってきて、後でその台詞にニヤリとさせることくらい、簡単なはずで、物語に深みを持たせると思うのだが...
 単純に演技力を楽しみたいのであれば、観るべし。
サブウェイ123 激突
映画日記

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ディズニーネイチャー フラミンゴに隠された地球の秘密

 ディズニーが贈る自然を舞台にしたドキュメンタリー作品。
 雨季から乾季にかわる湖。不思議な現象。フラミンゴが卵を孵して、雛を育てる。生存競争を生き延びた雛だけが、空を舞うことができる。
 サブタイトルは「フラミンゴに隠された地球の秘密」。そんなたいそうな内容ではないが、初めて知ることも多く、面白く楽しめた。
 多少残酷なシーンもあるが、もっと子供たちに観てもらいたい映画。
ディズニーネイチャー フラミンゴに隠された地球の秘密
映画日記

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宇宙(そら)へ。

 NASA50年の栄光と挫折にあふれた歴史をBBCが描いたドキュメンタリー作品。
 7名のライトスタッフから始まるマーキュリー計画。国家の威信をかけたアポロ計画による月面着陸。そして、スペースシャトルへ。NASA秘蔵の映像により描かれていく。
 「ディープ・ブルー」や「アース」で期待を最大限に膨らませていたので、かなり残念な出来。原題は「Rocket Men」。この原題を知っていれば、誤解することもなかった。この邦題は?最後の「。」も意味不明。
宇宙(そら)へ。
映画日記

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MW-ムウ-

 手塚治虫原作のコミックを実写化したアクションエンタテイメント作品。
 タイの街中を、息も切れ切れに走り回る中年の男。黒の鞄を抱きしめたまま、電話の指示に従う。自分の娘を救うために、身代金を運ぶ。その誘拐は身代金目的という単純なものではなく、複雑な背景が見えてくる。16年前の隠蔽された事件が、復讐心を育て、ダークヒーローを産み出す。
 オープニングから、緊迫感とスピード感にあふれるシーンが続く。いろいろと突っ込みたくなる矛盾もあるが、その隙もない勢いで一気に突き進む。次第に状況が明らかになっていくが、それほど複雑なストーリーではなく、悪玉がヒーローだと分かってしまえば、単純である。人間を捨てて悪者になっていく若者の複雑な心を丁寧に描いても良かったのではないか。その心の葛藤を乗り越えたところにある悪魔の所行が引き立つ。
 手塚作品には珍しい悪役主役の作品は、独特の空気感が感じられるが、映画である理由は良く分からなかった。芸能プロダクションの作品なのだから、もっと若手に厳しい演技を要求して成長させる場にして欲しいと思った。
MW-ムウ-
映画日記

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真夏のオリオン

 日本海軍の潜水艦の艦長と手書きの楽譜が巻き込まれた終戦間近の物語。
 第二次世界大戦末期、アメリカの本土攻撃を阻止するために、タンカーを沈める日本海軍の潜水艦。タンカーを守るために、日本海軍の潜水艦を狩るアメリカ海軍の駆逐艦。潜水艦と駆逐艦の戦い。潜水艦の中での思惑と葛藤。
 潜水艦と駆逐艦の戦い。人間魚雷回天を巡る人間模様。戦場に向かう男と残された女。などなど、これまでにも何度も描かれてきたエピソードであるが、手書きの楽譜とそれに書かれた詩とハーモニカ演奏が新たなニュアンスをもたらしている。
 若干中途半端。もっと何かに集中して描き込んでもらいたかった。映像効果やマットペイントについては、お金をかける必要はないが、もっと丁寧に、明るさや色調を調整してもらいたかった。劇場で観るにはつらい出来である。
 昔を知り、戦争と平和について考えるには良い映画。
真夏のオリオン
映画日記

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スター・トレック

 人気シリーズが若々しい新キャストで完全に生まれ変わったSFアドベンチャー。
 強力な敵に打ちのめされる連邦艦隊。脱出する乗組員。ひとりで立ち向かう若きキャプテン。出産間近のキャプテンの妻。乗組員を逃がすために突入するキャプテン。失われる命と生まれくる命。生まれた命が成人となり連邦艦隊に参加する。乗り込むのは新造船のUSSエンタープライズ。
 エンタープライズのキャプテン、カーク船長とその仲間たちの若き日を描く。やんちゃな若者が様々な経験をしながら、キャプテンになるまでの成長記。この若者の成長記が、スター・トレックを知らない人にも取っつきやすくなっているのだろう。キャストたちも、そっくりさんではないが、オリジナルキャストから違和感を感じさせることもない。
 最後の最後に聞ける音にニヤリとさせられるなど、古いトレッキーにも、全く知らない人にも楽しめる作品。
スター・トレック
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ハゲタカ

 外資ファンドの企業買収を描いたNHKのTVドラマを映画化した人間ドラマ作品。
 中国の田舎。畑で作物の種を蒔く老人と少年。その脇を赤い車が通りすぎていく。成長した少年が現れたのは日本。日本の代表的自動車メーカに対する買収を表明する。そこにホワイトナイトとして登場したのが、あの「ハゲタカファンド」。ふたつのファンドによる壮絶に闘いが始まる。
 様々な賞に輝いた人気ドラマの映画化であるが、TVドラマを見ていなくても、問題なく楽しめる内容となっている。ただ、昨今の経済危機を取り入れたためか、ストーリーが多少ハードランディング気味となっていた気がした。
 他にも、ドバイマネーがイスラム金融以外のファンドの買収に使えるのか?とか、株価暴落の推移はおかしいよね?とか、違和感あるシーンが気になった。そして、もっと人物の背景を深く、崩壊したアメリカをシニカルに描いて欲しかった。エンタメだから良いのかも知れないが...
 いろいろ突っ込んだが、他にはない見応えのある作品。観て損なし。
ハゲタカ
映画日記

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ラスト・ブラッド

 種族間闘争を背景に繰り広げられる剣とワイヤーアクション満載のアクション活劇。
 1970年の東京。地下鉄に乗った少女が、日本刀を片手に、突き進む。その少女の名前はサヤ。セーラー服に身を包み、米軍基地の高校に潜入する。宿敵オニを処刑するために。その起源であるオニゲンを倒すために。人間とオニ種族との闘いに終止符を打つために。宿命の闘いの火ぶたが切って落とされた。
 原作を知らないので何とも言えないが、突っ込みどころ満載の設定と映像。ワイヤーアクションは悪くはないが、ワイヤー感満載。ただ、逆にアニメーションぽい映像となっており、悪くない。ブラッディでスプラッタなシーンが続くが、それほど気にならない。ただ、CGの出来は残念。上映時間が101分と短めであるためか、説明不足気味。ただ、ストーリー展開はスピーディーで心地よい。
 予備知識なしで観たが、期待以上に楽しめた。「猟奇的な彼女」や「デイジー」でしか知らなかったチョン・ジヒョンのアクションは期待を裏切る素晴らしい出来。演技の幅が、これで劇的に広がるのではないだろうか。小雪は、日本の映画やドラマで観るのとは違って良い出来だったが、最後はもっと狂気が見えても良かったのでは。倉田保昭も久々。
 素晴らしい出来。観るべし。
ラスト・ブラッド
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